Saito Photo Office

仕事で近くに行ったついでに寄ってみた 京都御所 -1- 撮影:建築写真・竣工写真の齋藤写真事務所

京都御所(きょうとごしょ)は、京都市の中心にある広大な敷地をもつ場所で、かつて天皇が住んでいた宮殿です。明治時代になるまで、約1,000年もの長い間、日本の都は京都にありました。そのため、京都御所は日本の歴史と深くつながっていて、とても大切な場所なのです。

最初に京都御所がつくられたのは、平安時代の終わりごろといわれています。その後、火事や地震などで何度も建て直されましたが、今の建物は江戸時代の中ごろに建てられたものです。当時の姿をできるだけそのままに残しており、昔の宮中の様子を知る手がかりとなっています。

京都御所の中には、美しい庭園や大きな門、そして格式高い建物が並んでいます。たとえば、正面にある「建礼門(けんれいもん)」は、特別な儀式のときにしか開かれない格式ある門です。その先には「紫宸殿(ししんでん)」というとても大切な建物があります。ここでは、即位の儀式など、重要な行事が行われてきました。紫宸殿の前には「左近の桜(さこんのさくら)」と「右近の橘(うこんのたちばな)」という木があり、春には桜の花が咲き、訪れる人の心を和ませてくれます。

また、「清涼殿(せいりょうでん)」や「御常御殿(ごつねごてん)」など、天皇の日常の住まいとして使われた建物も残されています。それぞれの建物には、畳の間や障子、ふすま絵など、日本ならではの伝統的な建築の美しさが詰まっています。とくに、ふすまに描かれた絵や、木材の使い方は細部までこだわっていて、職人たちの技と心が感じられます。

京都御所は、以前は特別な人しか入ることができませんでしたが、今では一般の人も見学できるようになりました。春や秋には「一般公開」があり、予約なしで中を歩いて見学できる貴重な機会となっています。また、通年でも事前申し込みをすれば、ガイド付きで説明を聞きながらまわることもできます。四季折々に表情を変える庭園を眺めたり、静かにたたずむ建物を見上げたりしていると、昔の天皇や貴族たちのくらしや、京都が都だったころの雰囲気を感じることができます。

京都御所は、日本の歴史や文化、そして伝統の美しさを今に伝える、とても貴重な場所です。建物のすばらしさだけでなく、そこに込められた人々の願いや思いにふれることができるので、訪れた人の心に深く残るでしょう。静かな時間が流れるその空間で、歴史を肌で感じてみるのも、とてもすてきな体験になると思います。

撮影:齋藤写真事務所
https://www.photokichi.com

齋藤写真事務所では、著作権フリーにしていますので、クライアントは著作権を気にしないで、自由にどんな媒体にでもお使いいただけます。

撮影のご相談をお待ちしております。

建築写真・竣工写真の齋藤写真事務所

■茨城県猿島郡境町西泉田746-1

TEL 090-4886-3939

■東京事務所 東京都大田区上池台5-25

TEL 090-4886-3939

お問合せフォーム

 

建築写真・竣工写真&動画の齋藤写真事務所の主な撮影エリア

東京都(世田谷区,練馬区,大田区,足立区,江戸川区,杉並区,品川区,渋谷区,新宿区,中央区,千代田区,豊島区,中野区,文京区,港区,目黒区,荒川区,板橋区,葛飾区,江東区,北区,墨田区,台東区),埼玉県(さいたま市,川口市,所沢市,川越市,越谷市,草加市,春日部市,上尾市,熊谷市,新座市,久喜市,三郷市,朝霞市,戸田市,鴻巣市,加須市,八潮市,桶川市,蓮田市,幸手市,白岡市,杉戸町,伊奈町,宮代町,松伏町),千葉県(千葉市,船橋市,柏市,松戸市,市川市,浦安市,市原市,八千代市,流山市,野田市,我孫子市,鎌ヶ谷市,印西市,白井市),神奈川県(横浜市,川崎市,相模原市,藤沢市,横須賀市,平塚市,茅ヶ崎市,大和市,厚木市,小田原市,鎌倉市),茨城県(水戸市,つくば市,日立市,ひたちなか市,土浦市,古河市,取手市,筑西市,神栖市,石岡市,牛久市,笠間市,龍ケ崎市,鹿嶋市,常総市,守谷市,常陸太田市,坂東市,那珂市,小美玉市,結城市,つくばみらい市,境町,八千代町,五霞町),群馬県(高崎市,前橋市,太田市,伊勢崎市,桐生市,藤岡市,板倉町),栃木県(宇都宮市,日光市,小山市,栃木市,足利市,佐野市,鹿沼市,真岡市,下野市,さくら市,野木町)宮城県(仙台市),山形県(山形市,米沢市),福島県(福島市,郡山市,いわき市),新潟県(新潟市),長野県(長野市,松本市,軽井沢町),静岡県(静岡市,熱海市),山梨県(甲府市),愛知県(名古屋市)